防犯対策特集
刺股(さすまた)とは?使い方をわかりやすく紹介|
近年、学校への不審者侵入事件や、公共施設での凶悪な事件等で、施設の防犯意識が高まっています。
ここでは、学校・施設・店舗を不審者から守る防犯安全器具として、「刺股(さすまた)」「セーフティシールド(軽量小型の防護盾)」をご紹介します。
刺股(さすまた)
「刺股(さすまた)」とは?
「刺股(さすまた)」は、凶器等をもった不審者を押さえて自由を奪う護身道具です。
長さ約2mの柄の先端にU字型の金具がついており、U字の部分で相手の体や足を押さえつけて、不審者の動きを拘束します。
刃物等の凶器を持った相手に対し、刃先が届かない距離から牽制できる利点もあります。
「刺股(さすまた)」の目的
刺股は相手を攻撃する道具ではありません。
凶器等をもった不審者を押さえて動きを拘束することによって、子供や、従業員、その場に居合わせた人々が逃げる時間を確保し、警察が到着するまでの時間を稼ぐ道具です。
また、視覚による牽制としてだけでも大きな効果があると言われています。
「刺股(さすまた)」の使い方
不審者を発見したとき、まず大事なのは110番通報をすることです。
そのうえで、万が一不審者と対峙してしまった場合、刺股を使って相手を拘束する際の動作のポイントは次の3つです。
・胴押さえ |
・袈裟押さえ |
・足押さえ |
刺股のU字の部分を使い、壁やコーナーに追い詰めて使います。
「刺股(さすまた)」を使う際の注意点
刺股は、長物のため取扱いが難しく、小回りが利かないため安全な距離を保つことが難しいとされています。
相手に先端を持たれたり、刺股を奪われてしまう可能性もあります。
原則として、1対1での対峙を避けて、不審者に対し複数人で囲み、連携して使いましょう。
そのため施設には複数本の刺股を常備しておくことをお勧めします。
また、非常時にすぐ持ち出せるよう、刺股の保管場所は従業員全員で共有しておきましょう。
サンエス技研の「刺股(さすまた)」は3種類!
定期的に訓練や講習会に参加しましょう
刺股を常備していても、いざという時使い方がわからなければ意味がありません。
企業や地方自治体のホームページ等を参照し、訓練や講習会へ参加することをお勧めします。
不審者対応も含め、いざという時に誰がどのように行動するのか、全員が安全に避難できるよう、教職員・従業員の防犯訓練を実施しましょう。
セーフティシールド(軽量小型の防護盾)
接近時や狭い場所では「セーフティシールド(軽量小型の防護盾)」
急な不審者・侵入者に対し、近い距離で身を守る小型タイプの防護盾です。
両手でしっかり持ってガードします。
サンエス技研の「セーフティシールド」
素材は、警護用の防護盾にも使用されている、透明性・耐衝撃性に優れたポリカーボネート製。
5kgの塊を2mの高さから5回落とした試験でも、盾本体に異常なしの結果でした!
女性でも扱える軽量で持ちやすいサイズです。
いざという時のために防犯対策!刺股と合わせて常備しましょう
「セーフティシールド」は施設・店舗のカウンターの内側やレジのそばに保管しておきましょう。
1人1枚分、複数枚の常備をお勧めします。
危険が迫った時、自身の身を守り、警察が到着するまでの時間を稼ぐためには、「刺股」や「セーフティシールド」など複数の防犯用品を用い、
複数人で対処することが重要です。